20代同棲カップルのエンゲル係数はどれぐらい?


収入に対する食費の割合を示す「エンゲル係数

20代カップルの同棲の場合、エンゲル係数はどれぐらいになるのでしょうか?

実際の例を元に話していきたいと思います。

同棲したら、二人で家賃を出すから、もっといいところに住めるかも!

大学3年生の頃、付き合っていた彼氏と、ずっと一緒にいたい、離れている時間がもったいないなんて考えから、彼氏の家にいりびたりの生活が始まりました。

彼の家は学生むけの激安アパートで、畳一間、トイレやお風呂も決してきれいという感じではなかった。しばらく彼の部屋で半同棲していたので、ほとんど自分のアパートで寝ることはなく、家賃の支払いがもったいない気がしました。

光熱費も、ほとんど使わなくても基本料金が取られているので、もったいないです。もしかして、二人の家賃を合わせたら、今よりも条件のよい、もっとステキな物件に住めるのではないかと、同棲することに決まりました。

ところが、二人とも20歳を超えているけれど、学生の身分だし、仕送りをもらっていることもあって、彼も私もいちおう両親に報告することになりました。彼の両親は、普通に納得してくれましたが、私の両親が猛反対で、同棲を強行突破することに・・・。

結果、親と大喧嘩して仕送りを打ち切られることになりました。貧乏生活の始まりです。こんなことにならないためには、こちらの記事を参考に。

思いもよらなかった貧乏同棲

彼は実家から、同棲後も変わらず、仕送りに家賃とある程度の生活費を送ってもらっていました。

ところが私の家は仕送りがストップしてしまい、自分のバイト収入だけです。家賃は二人分を合わせることができると思っていたので、6万5千円と大学生にしてはちょっと高い物件を契約していました。

初めての同棲でよくわかりませんでしたが、とりあえず、リビングと寝室の2部屋が必要だろうと思って、2DKにしました。新築だし、風呂トイレが別で、今までの生活と比べたら、贅沢な物件です。

彼の仕送り6万と私のバイト代7万で合計13万円。そこから、家賃の6万、光熱費や車の保険等の引き落としで2万くらい引かれ、実際の生活に使えるお金は5万程度です。

そこからさらに、車のガソリンや生活用品も買わなくてはならなかったので、食費は3万円程度だったと思います。エンゲル係数にすると23%で、二人の生活としては平均的ですが、日中は二人ともそれぞれ友人と学食に行くので、二人で3万円ってけっこう厳しいものです。

大学卒業して、社会人同棲がはじまりました

無事、大学を卒業したあと、私はようやく社会人になり、給料が入るようになりました。それでも初任給でそこまで高いわけではなく、手取りで14万円です。

残念なことに、彼は、就職がうまくいかないまま、バイト生活になりました。深夜のコンビにで少しは自給がよくても、たいした金額にはなりません。せいぜい6万から7万円でした。

二人合わせて20万程度です。

また、通信で大学に通いたいというので、通信大学の費用を家計費から出すことになりました。20万から家賃、光熱費、車の保険等の引き落としで、12万円残ります。

しかし、ここにきて驚いたことに、彼が奨学金を受けていたことです。バイトせずに仕送りだけで生活していたので、裕福な家庭だと思っていましたが、そんなことはなく、奨学金の返金が始まりました。月2万円です。

残った10万円の中から、車のガソリン代や、日用品、食費などを払うことになりました。社会人になって、昼食が外食になったりするので、食費が思ったよりかかり、平均して月5万は使っていました。

エンゲル係数にすると25%。

学生時代の同棲より高い数値ですが、学生時代よりは、満足できる食事でした。

まとめ

エンゲル係数は家計の消費支出の飲食費の割合で、高いほど生活水準が低いといわれていますが、私達の場合、大学時代が23%、社会人時代が25%となっています。明らかに大学時代の方が貧乏生活で、食事もろくなものを食べることができませんでした。

同棲をすると生活をともにするので、お金の問題もでてきます。できたら、同棲相手の収入は多いことにこしたことはありません。同じくらいの収入なら、同額ずつ出し合って、お金の負担も同等にすることができるので、お金でもめることはありません。

しかし、片方の収入が極端に低いと、もう片方が補わなくてはいけなくなります。そうなってくると、せっかく同棲して一緒にいるのに、お金でケンカをすることが多くなってしまいます。

また、男が多めに負担するなら、そこまで問題はありませんが、女の負担が多い場合、なんでこの人を養っているんだろう、結婚しているわけでもないのに、もっと稼いでくればいいのに、と不満がたくさんたまってきます。

同棲するなら、同棲相手の収入をしっかり確認することと、生活したときのお金の負担の割合などを話し合ってから、同棲を実行するべきです。