毎月のスマホ代・携帯代が2万円前後かかっている夫婦(二人暮らし)は多いです。
毎月の固定費を見直すことは節約の基本です。今までは「保険の見直し」が第一だと言われていましたが、最近は通信費(携帯代)を見直すことで年間10万円以上節約することができます。
「でも手続きが面倒なんでしょ?」
「解約料が取られるからあと1年待つ」
「時間が無いからプランの変更すらいけない」
このように、「正直わかってるけど面倒」「携帯会社を換えることで使い勝手が悪くなるのは嫌だ」などの理由で放置している人が大半です。
当記事では、なるべくこれまでのサービスの質を落とさずにスマホ代を2人で年間10万円以上節約する方法を3つに分けて紹介します。
携帯代(スマホ代)を節約する3つの方法
夫婦2人、子供と2人、同棲しているカップル2人など「2人暮らし」をしている人は多いですよね。2人合わせて携帯代が2万円前後かかっているのは正直とてももったいないです。
年間10万円以上安くするためにまず確認したほうが良いことは以下の3つです。
- 今使っている携帯会社のプランを見直す
- 固定回線(Wi-Fi)を見直す
- 格安SIMを検討する(※一番節約できる)
それぞれの方法を詳しく紹介していきます。わざわざ店舗まで足を運ばず、ネットで簡単に手続きができるものもあるので一度チェックしてみてくださいね。
1.今使っている携帯会社の料金プランを見直す
現在ソフトバンク・au・ドコモの大手キャリアを使っている人は契約状況を見直してみましょう。数年前に契約したままそのままプランやオプションを変えていない人も多いはずです。
まずはチェックすることは以下の3つ。
- いらない有料アプリを消す
- 使っていないオプションが無いか確認する
- 自分に合ったプランを選ぶ
それぞれ詳しく説明していきます。
いらない有料アプリを消す
まずインストールされているアプリを一つずつチェックしてみましょう。全く使っていない有料アプリはありませんか?
月額300円、400円かかっているゲームや、無料でも十分使えるアプリを有料プランに変えている人も意外と多いです。
有料アプリが3つあればそれだけで携帯代が毎月プラス1000円になっていることもあります。毎月1,000円減るだけでも年間12,000円の節約になります。使っていない有料アプリは削除するようにしましょう。
使っていないオプションが無いか確認する
スマホの契約と同時に加入させられたオプションがそのままになっていないか確認しましょう。代理店で携帯電話を購入した人は自動的にオプションを契約している可能性があります。
例えば
- 「アニメ放題(月額300円)」
- 「サポート月額料(月額500円)」
- 「テザリングオプション(月額500円)」
など。
もちろん普段からよく利用しているオプションなら問題ありませんが、必要ないオプションにお金を払い続けている人はとても損しています。
契約の時に勝手につけられてしまったオプションは初月無料の場合がほとんど。
明細書を毎月チェックしていない人は自分が有料オプションに加入していることに気づいていない人も多いです。自分がどんなオプションに加入しているのか調べて不要なものは解約しましょう。
自分に合ったプランを選ぶ
今契約しているプランが自分の利用状況に合っているのか確認しましょう。
例えば、毎月パケット通信は3GBしか使っていないにも関わらず、通信し放題(月額5,000円)のプランに入っている人も中にはいます。
電話をほとんどしないのに、かけ放題で+1800円というプランに入っている人も。
大手キャリアでも最近はプランを見直すことで月額4000円前後に抑えることができるので一度自分がどんなプランで契約しているのか確認してみましょう。
2.固定回線(Wi-Fi)を見直す
自宅に固定回線(Wi-Fi)を引いている人は契約状況や会社を見直すことで月額の使用料金を抑えることができます。
方法以下の2つあります。
- 固定回線と携帯電話のセット割にする
- ポケットWi-Fiに変える
具体的にどんなことをすればいいのか説明していきます。
固定回線のセット割引にする
大手キャリアを利用している人は、固定回線とのセット割を検討しましょう。これは現在固定回線でフレッツ光を利用している人が対象となります。
au→au光
Softbank→softbank光
固定回線と携帯電話回線を一緒にすることで携帯代の割引を受けられます。
どのくらい安くなるのかというと、2,000円~4,000ほど。年間にすると12,000円~48,000です。現在家の回線がフレッツ光の人は検討してみましょう。
新たな工事やフレッツ光の解約金などはかからず、そのまま使い続けることができます。
ポケットWi-Fiに変える
自宅で使うネット回線を安く使いたいなら、ポケットWi-Fiに変えるのも検討しましょう。
フレッツ光などの固定回線の場合、自宅ではネットにつなぎ放題になりますが、外出先では使えません。
ポケットWi-Fiなら、外出先に持って行くことができますしいつでもどこでもネットにつなぐことができます。工事は不要なので、届いたその日から使うことができます。契約する会社によっては月額1380円~利用できるので通信料を抑えたい人や、外でゲームやネットをよく使う人なら損はありません。
3.格安スマホ(格安SIM)を検討する
これまで紹介してきた節約方法でも携帯代は抑えることができますが、一番おすすめなのは大手キャリアから格安スマホに換えることです。
格安スマホに換えるだけで携帯代は2人で年間10万円以上節約が可能。一番大きく通信費を抑えることができる方法です。
毎月2人で2万円払っていたのが月額1万円以内で済むので、今まで2万も払ってきたのがとても無駄に感じてしまいますよね。
でも実際「格安SIMって聞いたことはあるけどイマイチよくわからない」という人が多いです。まず格安SIMの仕組みやメリットデメリットを紹介します。
格安スマホ(格安SIM)とは?大手キャリアとの違い
まず大手キャリアのsoftbank・docomo・auと格安スマホの違いを説明します。
大手キャリア | 自社で通信設備を持っている携帯電話会社で「MNO」と言われている |
格安スマホ | 自社で通信設備を持っていない。大手キャリアから通信設備を借りて運営している携帯電話会社で「MVNO」と言われている |
つまり、通信設備を自社で持っているか持っていないかの違いということです。
格安スマホは安いという理由は、大手キャリアでは当たり前にあるサービスや店舗接客をカットし、企業側が運営方法を見直すなど様々な施策が行われています。サービスにかかるコストをなるべくカットしているため月々の使用料金を安く設定することができるのです。
格安スマホのメリット・デメリット
格安スマホのメリットとデメリットを確認しておきましょう。
2人暮らしの人が格安スマホに換えることで2万円以上かかっていた携帯代を年間10万円以上節約できることは間違いありませんが、あとから「自分には合わなかった」とストレスになってしまうのは避けたいですよね。
先にメリット・デメリットを確認しておくことで安心して換えることができます。
格安スマホのメリット |
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格安スマホのデメリット |
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デメリットだけ見ると「やっぱり格安スマホに換えるのはやめておこう」と思う人もいるかもしれません。しかしデメリットを回避する方法はたくさんあります。
- ネットが繋がりにくいことがある→速度が安定している格安スマホを選ぶ
- キャリアメールは必要だ→フリーメールを作る
- 通話料金が高い→無料通話アプリを使って電話をする
自分に合った格安スマホの会社を選ぶことで今と変わらず料金だけ抑えることが可能です。
実は格安スマホを取り扱っている会社は500社以上あります。その中でもおすすめの格安スマホを厳選して紹介します。
おすすめの格安スマホ3社
500社以上ある格安スマホの中でもおすすめなのは以下の3社です。
- UQモバイル
- LINEモバイル
- 楽天モバイル
それぞれの格安スマホの特徴を紹介していきます。
UQモバイル
UQモバイルはCMもしているので知名度は90%以上の格安スマホです。契約者数も格安スマホの中でもダントツに伸びていて、格安スマホ初心者にも自信を持ってオススメできます。
一番の特徴は「通信速度の速さ」です。なぜ格安スマホなのに速いのかというと、au(KDDI)の4G 回線を利用しているからです。
もともとUQモバイルはauの子会社が運営しています。そのためこれまでauを使ってきた人はUQモバイルに換えても速度はほとんど変わらないと思ってOKです。
UQモバイルの特徴をまとめてみました。
- 月々の料金は1980円~(家族割利用すれば1,480円~)
- 節約モードに切り替えればデータ消費はゼロ
- 月々の使用データが余ったら翌月に繰り越せる
- iPhoneをそのまま使うことができる
- 毎月キャッシュバックなどお得なキャンペーンを行っている
UQモバイルに家族ふたりで同時に換えれば、月々のスマホ代は2人で4,000円以内に抑えることも可能です。料金が安いだけでなく、余ったデータの繰り越しもできるので、もし使いきれなくてもデータが無駄になってしまうことはありません。
また、格安スマホで使える機種は限定されていることもあるのですが、UQモバイルは今使っているiPhoneをそのまま使うこともできます。
実店舗もあり、サポート体制も整っているので格安スマホがよくわからないという人にもオススメです。
>>UQモバイルの公式サイトを確認してみる
LINEモバイル
LINEモバイルはメッセージ交換アプリで有名な「LINE」が運営する格安スマホです。
一番の魅力は「SNSのデータフリー」があること。
対象のSNS(LINE・Twitter・Facebook・Instagram・LINEミュージック)をデータ消費ゼロで使うことができるのです。もちろんLINEモバイルの特徴はこれだけではありません。
- 使わなかったデータを翌月に繰り越せる
- クレジットカードが無くても契約が可能
- メッセージ交換アプリLINEでID検索や年齢認証ができる
- 子供のセキュリティー対策「フィルタリングサービス」がついている
余ったデータを繰り越せるのはもちろん、通常格安スマホはクレジットカード決済が基本ですがLINEペイで決済ができます。
またLINEのID検索、フィルタリングサービスを付けられるのもLINEモバイルならではの特徴です。
楽天モバイル
楽天モバイルは、楽天ユーザーに最も選ばれている格安スマホです。楽天カードを持っている人は一番お得な格安スマホと言っても過言ではありません。
最大の特徴は毎月の携帯代で楽天ポイントも貯まること。支払いもポイントで済ませることができます。他にも魅力的なポイントがあります。
- 第4のキャリアとしてデビュー
- 楽天回線エリア内なら高速でデータ使い放題
- 国内通話かけ放題
- 海外(66か国)でも使える
楽天モバイルは格安スマホの一社ですが、softbankやau、softbankに続く第4のキャリアとして変化している途中です。
そのため現在様々な新しいプランが登場していてお得なキャンペーンも行っています。月々2980円の料金プランがゼロ円で使えたり、国内通話(携帯電話・固定電話)が無料になっていたり信じられないキャンペーンも登場。キャンペーンは随時変わるので早めに公式サイトをチェックしてみましょう。
まとめ:月々の携帯代は夫婦2人(2人暮らし)なら1万円以内に十分抑えられる
携帯代を節約する方法を大きく3つに分けて紹介してきました。
契約しているプランや、固定回線を見直すことはとても簡単にできますね。
しかし大きく節約したいなら格安スマホに換えるのが一番お得です。今よりも年間10万円以上支払いを減らすことができるのに、そのままにしておくことはとても損です。
実際格安スマホに換えた人は、今までよりも料金が半分になりほとんどの人が満足されています。
料金が浮いた分、夫婦ふたりで外食に行ったり旅行に行ったり贅沢してもいいですね。