初めて同棲をするときって「自分たちの初期費用が高いのか安いのか」気になるものですよね。
もし初期費用の平均を知っていれば、賃貸契約の際に判断材料になりますし、何より損をせずに同棲生活をスタートできます。
また、初期費用の値切り方を知っていれば初期費用を安く抑えることができるので、その分のお金を家具や家電にお金を回すことができますよね。
そこで今日は、一般的な初期費用の相場(平均)と初期費用の値切り方のコツについて解説していきます。
そもそも家探しで迷われている場合は「同棲カップルの家(賃貸)探しで外せない7つのポイント」を参考にしてみてください♪
この記事の目次
初期費用に必要なお金の一覧
初期費用の平均を知る前に、まずは初期費用に必要なお金をご説明します。
費用名 | 単価 | 説明 |
---|---|---|
敷金 | 家賃1~2ヶ月分 | 退去時の現状復帰にかかるお金 |
礼金※ | 家賃0~2ヶ月分 | 大家さんへの謝礼金 |
家賃 | 家賃1ヶ月分 | 家を借りるためのお金 |
日割賃料 | 残り日数分 | 入居日~支払日までの日割で発生する家賃 |
管理費※ | 賃貸による | 住人の共有スペースなどの管理にかかるお金 |
日割管理費※ | 残り日数分 | 入居日~支払日までの日割で発生する管理費 |
火災保険 | 15000円 | 賃貸に何かトラブルが起きたときのための保険 |
鍵交換料※ | 15000円 | 新しく入居する際に鍵交換するためのお金 |
保証会社※ | 家賃0.5ヵ月分 | 賃貸契約者が家賃を滞納した場合に備えた保険 |
仲介手数料 | 家賃1ヵ月分 | 賃貸を紹介してくれた不動産屋さんに払う手数料 |
一気にずらーっと並べすぎてびっくりしましたか?でも、ここで挙げたお金はほとんどの項目が必要となるお金なので、「この費用ってなに?知らない。」という方は、何回でも確認してみてください。
ちなみに少し説明を追記しておくと、初期費用として払う家賃と管理費に関しては、入居日によって払う必要がない場合もあります。
たとえば、入居日が月初め(1~10日)などの場合、当月の残り賃料と管理費を日割りで支払うだけで済みます。逆に、月の後半(20~31日)で入居する場合には、その月の残り日数分の日割賃料と管理費を払い、なおかつ翌月の分も前もって払う必要があります。
初期費用で払う家賃には、翌月分の家賃も含まれる場合があります。
その他、火災保険は必ず加入が義務付けられると思いますが、※印の付いている管理費や鍵交換料、保証会社に関しては大家さん次第なので、必要な場合とそうでない場合があります。この辺の条件は不動産屋さんに物件を紹介された際に確認しておきましょう。
また、表を見ていただいた通り初期費用に必要な項目はたくさんあります。不動産屋さんも何度も内見を紹介しているうちに、正直なところ「毎回全てを説明するのは面倒くさく」なってきます。相手も人間なのでそれは仕方ありません。
そんなときはあなた自身が「説明が抜けている項目はないか」をしっかり確認して、あとで「この費用は知らなかった」ということがないようにしておきましょう。
初期費用の平均
それでは本題、初期費用の平均について触れていきます。
平均といっても住んでいる地域や家賃、紹介してくれる不動産屋さんによってかなり差があるので、ここでは以下の条件に沿った形で仮定していきます。
- 敷金・礼金は一般的な家賃1ヶ月分
- 入居日は20日(当月、残り10日)
- 鍵交換料と保証会社はなし
以下では家賃6万円、8万円、10万円のケースで分けて記載していますので、あなたの希望の家賃に合わせて確認してみてください。
家賃6万円、管理費0.3万円の平均
費用名 | 単価 | 説明 |
---|---|---|
敷金 | 6.0万円 | 家賃6.0万円×1ヶ月分 |
礼金 | 6.0万円 | 家賃6.0万円×1ヶ月分 |
家賃 | 6.0万円 | 家賃6.0万円×1ヶ月分 |
日割賃料 | 2.0万円 | 家賃6.0万円×10/30日分 |
管理費 | 0.3万円 | 家賃0.3万円×1ヶ月分 |
日割管理費 | 0.1万円 | 家賃0.3万円×10/30日分 |
火災保険 | 1.5万円 | 一般的な火災保険料 |
仲介手数料 | 6.0万円 | 家賃6.0万円×1ヶ月分 |
合計金額 | 27.9万円 | 上記全てを足したお金 |
家賃8万円、管理費0.6万円の平均
費用名 | 単価 | 説明 |
---|---|---|
敷金 | 8.0万円 | 家賃8.0万円×1ヶ月分 |
礼金 | 8.0万円 | 家賃8.0万円×1ヶ月分 |
家賃 | 8.0万円 | 家賃8.0万円×1ヶ月分 |
日割賃料 | 2.7万円 | 家賃8.0万円×10/30日分 |
管理費 | 0.6万円 | 家賃0.6万円×1ヶ月分 |
日割管理費 | 0.2万円 | 家賃0.6万円×10/30日分 |
火災保険 | 1.5万円 | 一般的な火災保険料 |
仲介手数料 | 8.0万円 | 家賃8.0万円×1ヶ月分 |
合計金額 | 37.0万円 | 上記全てを足したお金 |
家賃10万円、管理費0.9万円場合の平均
費用名 | 単価 | 説明 |
---|---|---|
敷金 | 10.0万円 | 家賃10.0万円×1ヶ月分 |
礼金 | 10.0万円 | 家賃10.0万円×1ヶ月分 |
家賃 | 10.0万円 | 家賃10.0万円×1ヶ月分 |
日割賃料 | 3.3万円 | 家賃10.0万円×10/30日分 |
管理費 | 0.9万円 | 家賃0.9万円×1ヶ月分 |
日割管理費 | 0.3万円 | 家賃0.9万円×10/30日分 |
火災保険 | 1.5万円 | 一般的な火災保険料 |
仲介手数料 | 10.0万円 | 家賃10.0万円×1ヶ月分 |
合計金額 | 46.0万円 | 上記全てを足したお金 |
初期費用を安く抑えるコツ
ここまで家賃の金額別に初期費用の平均をご説明してきましたが、最後に初期費用を安く抑えるコツについてもご紹介しておこうと思います。結論から先に言ってしまうと、不動産屋さんに以下の2点を値切ってください。
- 仲介手数料
- 礼金
まず仲介手数料ですが、ほとんどの場合、「初期費用がもう少し安ければ」や「仲介手数料を安くしていただければすぐ契約します」など伝えれば、意外にもすんなり割引してくれます。
ちなみに、当サイトの管理人が同棲を始めた際も、不動産屋さんに相談して仲介手数料を半額にしてもらった経験があります。
この辺は時期によって交渉のしやすさが変わってきますので、「同棲を始めるのに最適なシーズンはいつ?」も参考にしてみてください。
さて、もう一つの値引きターゲットは礼金です。
礼金は元々「大家さんへの謝礼金」のため、大家さんによっては最初からゼロ円のところもあります。
たとえ最初は礼金を設定している賃貸でも、長いあいだ住人がいなかった空き物件では早く入居者がほしいため、礼金を下げやすい状態にあります。
そのため、見に行った物件の空室期間や、同じアパート・マンション内での入居率をチェックしておき、自分に有利な状況であれば積極的に不動産屋さんに交渉しましょう♪
以上、同棲の初期費用相場と値切り交渉のコツでした。
なお、「どの不動産会社さんへ頼めばいいのか迷う」という方は以下のサービスを活用するのがオススメですよ。
