同棲を始めるカップルがいれば、別れるカップルもいます。実は同棲は、始めるよりも別れた後の方が色々と大変だったりします。
今日は、同棲で別れてしまったカップルの、その後の進め方について見ていきます。
この記事の目次
どっちが出ていく?
同棲を解消して別れる場合、基本的には別れを切り出した側が出ていきます。
ただ、同棲するにあたり元々は彼が住んでいた住居に転がり込んだケースや、賃貸契約の際に彼の名義で申し込んでいるケースでは、残念ながら別れを切り出された側であっても出て行かざるをえません。
【こちらが出ていくケース】
- 元は彼の家に同棲した場合
- 賃貸契約を彼の名前で契約した場合
2人で同時に同棲を始めた場合や、賃貸契約書に明記されている契約者にあなたの名前があるのなら、あなたにも交渉の余地があります。
別れ方、切り出し方
同棲生活が数ヶ月など短かった場合には、別れを切り出す際もそこまで気を使う必要はないと思います。ですが、同棲生活が1年以上続いていたり、付き合っている期間が長い場合には、別れを切り出しにくいケースもあることでしょう。
ここで1つ意識してほしい事は、別れる寂しさに負けず、自分の主張をはっきりさせることです。たとえば、「彼との将来が見えない」なら、正直にそう伝えて別れるべきです。
あやふやな伝え方で別れてしまうと、彼の心の中にずっとモヤモヤが残ってしまいます。また、人によっては「もしかすると復縁できるかも」と期待してしまうかもしれません。なので、余計な情は見せないことです。
ただし、別れを伝えるタイミングだけは気を使ってあげてください。今まで一緒に暮らしてきた仲、突然の別れでは相手もビックリしてしまいます。
なので、別れを切り出すのは平日ではなく、週末に打ち明けましょう。特に、金曜日や土曜日がベストです。たとえ話がまとまらなくとも、翌日休みであれば話の続きを再開できます。それに、休みの日で気持ちを整理することで、仕事にも影響が出ずに済みます。
別れてから引っ越すまでの期間は?
別れてから引っ越すまでの期間は、言うまでもなく早いに越したことはありません。
ですが、金銭的な問題、職場や仕事の問題から、すぐには引越しできないケースも多いと思います。
その場合には、お互いで話し合って出て行く時期をしっかり決めることです。「準備ができ次第」など曖昧な決め方をすると、ダラダラと伸びてしまうことになります。
明確な予定を立てることで、そこに至るまでのアクションも組み立てられますので、必ず決めるようにしましょう。
引越しにかかるお金はどうする?
同棲を経験しているので重々承知かとは思いますが、引越しにはかなりのお金がかかります。ざっくりとではありますが、引越し先の家賃の4~5倍ほど初期費用(引越し費用含む)がかかると考えておいた方がいいでしょう。
このお金をどうするか、これも悩ましいところです。基本的には出て行く人が全て自腹で負担することになるかと思います。
ただし、別れを切り出した側が同棲中の家に残り、別れを言われた側が家を出て行く場合には、少し相手にも負担してほしいところです。もちろん、同棲開始にあたり二人で初期費用を折半したケースに限りますが、、、
また、金銭的に引越しが難しいのならば、一旦は実家に戻るという選択肢もあります。実家に戻りお金を貯めて、再出発。そういう方も多い印象です。
一番ダメなのは、感情的になって無理してでも引越しをすること。元彼にお金を借りて引越ししてしまった日には、泥沼です。新生活というのは、予想していなかった出費が重なるものです。そんなドタバタ状況では借金の返済もままならないので、後で揉める可能性があります。
なので、引越しを考える際はしっかりとお金の計算をして、金銭的に無理のないような計画を立てるようにしましょう!
荷物はどうする?一緒に購入した家具や家電は?
最後に、荷物について。同棲を始めるにあたり、2人で一緒に購入した家具や家電などがあると思います。それらを折半で購入したのなら、あなた達2人に所有権があります。
ですので、引越しにあたり必要そうなものは、元彼と相談してどちらが引き継ぐか話し合いましょう。
先ほどの話に戻ると、次の家の初期費用の支払いが厳しい場合などは、せめて家具や家電を多めにもらって、家具・家電の購入費だけでも節約しましょう。
それだけでも数万円の節約になります。
また、同棲中に結婚を意識していて2人で貯めたお金があるのなら、それはもちろん折半。使い道は変わってしまっても、貯蓄をしておくことで後で助かることもあります。
追い出される場合は図々しく
自分が別れたくて出ていく場合は、文句も言わずスムーズに出ていくべきです。ですが、相手から別れを切り出され、自分が追い出されてしまう形の時は、図々しくいきましょう。
本来であれば一緒に住めるはずだった住居なわけですし、新しい家に引越したり、新しい家具・家電を買うのも大変なことです。それを考えれば、多少はワガママを聞いてもらってもバチは当たりません。
出来れば初期費用の助けが欲しいところですし、少なくとも家具・家電は多めにもらうよう元彼と話し合ってみましょう。
元彼も自分が追い出す立場、少しは罪悪感を感じているはず。なので、こちらの要求も飲んでくれやすい状況にあります。
本当はずっと仲良く同棲を続けられるのが理想ではありますが、いざ別れて離れるのなら、覚悟を決めるしかありません。次の生活に困らないよう、しっかりと準備を進めていきましょう。
ただし、少しでも自分に非があって仲直りしたい気持ちがあるのなら、「【パターン別】同棲中の彼との喧嘩をうまく仲直りする方法」も見ておいて損はないと思います。