同棲することが決まったら今度は家探しですね。
昔は同棲だと審査が通りにくいというイメージもありましたが、今はルームシェアの普及などから比較的入居審査が通りやすくなったと、いくつかの不動産の担当者が言っていました。
ただせっかくの同棲、事前に知っておけば手続きもスムーズになりますので今回は審査が通らない原因と対策についてお話していきます。
同棲賃貸の家賃相場については「20代30代カップル同棲の家賃相場はいくら?迷ったときの家賃の決め方を解説!」を参考に。
この記事の目次
同棲の入居審査が通りにくい理由
まずはそ、「なぜ同棲は入居審査に通りにくいのか?」についてお話していきたいと思います。実は昔も今も変わっていないことがあります。
それは「入居後に家賃の支払いが問題なく続けられるか」ということです。
同棲の場合、多くのカップルが家賃を折半したり、または2人の合計給料で無理のない範囲で家賃を決めていくと思います。
例えば同棲する2人の合計収入が40万円だとします。すると、この2人は40万円を基準に家賃を考えることになります。
では、不動産のオーナーさんはどう考えるでしょうか?実は、先ほどのカップルの考え方とは違う考え方をします。
多くのオーナーが考えるのは「契約者が支払いを問題なく出来るか?」です。 あくまで家を借りているのは”契約者本人”なのです。
そのため、2人の収入を基準に考えた場合は問題なくとも、契約者個人として考えた場合、家賃に無理があると判断されれば入居審査に通らないケースが多いです。
これが「同棲は入居審査に通りにくい」と言われる一旦なのです。
同棲の入居審査に通りやすくなるコツ
では上記のを踏まえた上で「どうすれば同棲の入居審査に通りやすくなるのか?」ということを考えていきましょう。
入居審査においては、以下の3点をチェックされます。
- 契約者の収入・職業
- 同居人
- 連帯保証人
1、契約者の収入・職業
これはあくまで給料がいい悪いではなく、「給料と家賃のバランス」です。
一般的に家賃は月収の3分の1と言われる場合が多いです。そしてこれは同棲する2人の合計ではなく「契約者の収入の3分の1」です。また、自営業よりも会社員の方がオーナーさんの信頼を得やすい傾向にあります。
ただこの基準で考えた場合、家賃が高めのところに住みたい場合にはどうしてもあてはまらない場合があります。そこで是非とも意識して欲しいのが次のポイントです。
2、同居人
先程は、支払い能力は契約者本人として判断される場合が多いとお伝えしました。では、同居人の収入や職業は関係ないのか?
実はそんなことはありません。以下のような特徴があると、契約者本人の評価に加えてプラスの評価に繋がります。
- 固定の収入がある
- 勤続年数が長い
- 交際期間が長い
固定収入や勤続年数はそのまま金銭的な信用に繋がるのは理解できますが、実は交際期間も気にされます。
長く付き合っているということは、それだけ今後も別れる可能性が低い(オーナーにとってリスクが低い)ので、安心ポイントになるのですね。
3、実は大切!連帯保証人
以外と見落とされがちなのが連帯保証人です。
連帯保証人を立てる場合、おおまかに2つに分かれます。連帯保証会社を利用するか、家族の誰かになるかです。まず連帯保証会社を利用する場合ですが、入居審査を通すという観点ではあまりおすすめ出来ない場合が多いです。
理由の1つは、審査する機関が1つ増えるからです。賃貸の入居審査に加えて保証会社の審査が加わります。
中には「保証会社を通したほうが安心」というオーナーさんもいますが、保証会社の審査に通らないせいで入居審査も落ちる可能性があるため、できれば連帯保証人は身内にしておいたほうが確実です。
もう1つはオーナー、不動産会社への印象。
もちろんいろいろな事情はあると思いますが保証会社を利用した場合「ご両親にあまり認められていないのではないか?」といったことを不安に思われる場合があるからです。
逆にご両親が契約者の場合、両親も公認のカップルという印象を与えられますのでプラスの印象を与えられる場合があります。ちなみに連帯保証人の信頼度としては、両親→兄弟→知人の順で高いようです。
ただし、これも賃貸オーナーさん次第のところもあります。人によっては、「親などの親族よりも保証会社の方が安心」と考える方もいます。ですので、ベストな対策としては、親でも保証会社でもどちらでも対応できることですね。
不動産屋の担当者の印象も大事!
見落とされがちですが、実はオーナーさんは不動産屋の担当者の雰囲気も見ています。
なぜなら、入居する前にあなた達に直接会うのはオーナーさんではなく、不動産屋の担当者だからです。なので、オーナーさんとしては不動産屋さんの情報を頼りにするしかありません。
ということは、オーナーさんは不動産屋さんの情報を頼りに入居の審査をしますし、また、不動産屋さんとしても変なお客さんをオーナーに紹介したくはありません。
そのため、不動産屋さんへの対応も重要になってきます。ただし、変にへりくだったり、言うことを鵜呑みにする必要はありません。
- 話をしっかり聞く
- 要望はしっかり伝える
- 疑問は事前に確認する
などなど、担当者に対して誠実に対応していれば大丈夫です。
担当者によっては、こちらが事前に要望をまとめておくことで良い印象を持ってもらい、後で交渉が有利になる可能性もあります。
交渉のコツは「同棲における初期費用の相場(平均)と値切り交渉のコツ!」を参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?基本的には背伸びも嘘も必要ありません。ただ上記にご紹介した通り、今ある状況の中で不動産会社の担当者、オーナーに安心してもらえる振る舞えば大丈夫です。
「オーナーさん、担当者さん、安心してください。僕たちは近所トラブルも収入もご心配ない様暮らしていけますよ。」こんな意識で向かって行くと良いかもしれませんね。そうした気持ちで行けばきっとあなた達2人の同棲を祝福してくれると思います。
是非とも入居審査をクリアして、素敵な同棲生活をスタートさせてくださいね!
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