前回の続きです。前回の記事では、同棲に反対する親に対してどのような心構えで臨めばいいかお話しました。まだ読んでいないという方は「同棲に反対する親をうまく説得する方法<心構え編> 」からご覧ください。
今回の記事では、実際どのような方法で親を説得すればいいかについてアドバイスを書いていこうと思います。
今回ご紹介する方法は、心理学を元にした手段になっています。うまく使えばかなりの効果が期待できるので、是非参考にしてくださいね!!
親に恩を売ってから相談する
あなたは「恩を返す」という言葉をご存知ですか?
もちろん聞いたことがあると思います。誰でも知っているこの言葉ですが、実は心理学の世界では「返報性の法則」と呼ばれています。
意味は「人間は恩を与えられると自動的に返そうとしてしまう」ということです。
これは多くの心理学者によって効果が実証されていて、実はかなり使えるテクニックです。
たとえば、親が同棲に反対しそうな雰囲気があったとします。その場合は、事前に親へ恩を与えてください。誕生日や母の日、クリスマス、勤労感謝の日、年末や正月など、チャンスはいくらでもあります。
プレゼントを贈ってもいいですし、家事を手伝ったり、ご飯でも食べに出かけるのも良いでしょう。とにかく何か親のために行動するのです。そうすることで親は、何かの形で恩を返そうと潜在意識で感じることでしょう。
ここまできたら同棲の話を切り出します。何もない状態で相談するよりも、かなり成功率が高くなります。
最近は同棲している人が多いみたい
次に紹介する技は「社会的承認」と呼ばれる方法です。これはいわゆる「みんなやってるもん」という言い訳と似ています。
人間は集団行動を好む生き物。
そのため、「多くの人がやっている」というだけで、それがあたかも正しいと錯覚してしまう習性があります。
実際のところ、同棲してから結婚する人の割合は年々増えています。たとえば結婚情報サイト「ゼクシィ」が行ったこちらのアンケートでは、結婚前に同棲を経験したカップルは70%という結果も出ています。
また、先ほどのアンケートでは「同棲に対する家族の反応」についても調査をしており、親を押し切って同棲を始めたカップルの割合はわずか4%です。
この結果は逆にとらえると、世の中の親御さん達は同棲に賛成する人が大半だと言えますね。
親と同棲相手の接触回数を増やす
最後に紹介するテクニックは「単純接触効果」です。これは「よく関わるものほど好きになりやすい」という人間心理を利用した方法になります。
あなたもこんな経験ありませんか?最初は聞いたこともない曲だったが聞いているうちに好きになった。これも単純接触効果が働いています。
この方法を使って、同棲相手が親に会う回数や話す機会を意図的に増やす。そうすれば同棲を許してもらえる可能性が高まります。
ただ、この方法には一つだけ注意点があります。
それは第一印象が普通以上の場合に有効ということです。もし初めて会った際に嫌われるような印象を持たれた場合はこの方法は通用しないので注意が必要です。
まとめ
同棲に反対する親を説得する方法について、2回に渡って解説してきました。特に、今回ご紹介した3つの心理テクニックは誰でも実践可能なので、是非あなたも使ってみてください。
無事に親御さんを説得し、幸せな同棲生活が送れることを心より祈っています。
いざ親御さんへ挨拶にいく際には、「同棲前の両親への挨拶で気を付けたい4つの事」も参考にしてみてくださいね!